UPS(無停電電源装置)を直す!(壊すもあるよ)

まえがき(壊すもあるよ)

えと、かなり前からウチにはUPSが有るのですが、ここ4年ほど使っていませんでした。
何故なら、故障しているからです。まあ、故障というか、壊したんですわ。

たしか、パソ通のホストを辞めたあと位に、若気の至りつーか、不意にUPSのコンセントプラグをバックアップ出力に差し込んで見たくなり、ウッカリ差し込んでしまったよーな氣がします。

最初はUPSも健気に、己の電源を己の力でバックアップしようとしていましたが・・・・。

パンっ!

ちりちり・・・・・シューッ!!

と、壊れてしまいました。

はっきり言って馬鹿ですな。ホント、なにやっているんだろう。

良い子の皆さんは同じ事をしないこと!!とめくぎ兄さんとの約束だっ!
ほんとーに、夢ノ永久機関、此処ニ完成セリ!!とか馬鹿な事しないよーに。壊れるだけなんで。


見事FETを破壊してしまいました。

まあ、そのうちFETを交換すれば直るだろうと、ジャンク箱の肥しが増えたわけです。(しかも、かなり重い肥しがな

再始動篇
で、新世紀が始まり、2003年の夏。
新装開店した鈴商で見かけたのは、件のUPSで使っていたFETの2SK2255じゃあ〜りませんかぁ!!(型番が覚え易いため、発見!)
流石だね〜流れ石だね〜りゅうせきだね〜ビバ!鈴商!

なんせ、この石はUPS用の石で、中々見つからなかったのですよ。
データシートはあるので、同等の石に交換しても良かったのですが、探すのが面倒でね〜。(マテ

では修理
壊れた部分は、インバータのトランスを駆動するHブリッジ部分のFETです。



画面左奥の黒い円筒形の物の背後のヒートシンクに4つFETが付いています。


問題の箇所のFETを全部交換します。(最初ケチって2個だけ交換したら、もう一個のFETが壊れてて、道連れに新品1個壊しました)
元のFETには放熱器用シリコーンが付いてませんでしたが、念のため塗布の上交換しました。
新品の2SK2255ちゃん様

動作確認
UPSをコンセントに繋ぎ電源をON、バッテリーの充電を確認します。
同時に異音異臭が無いことも確認。バックアップ動作も確認して、出力が100V前後出ていることを確認する。


最初、FETを2個だけ交換したら、故障したFETが回路に残っていたため、1個壊してしまいました。
一旦すべてのFETを外し、テスターでチェックを行い、正常な物のみで組みなおしました。

その後、動作はバッチリ。ちょっとバッテリーが古いので、そこが心配ではあります。今後はHDD録画機のUPSとして頑張って貰おうかと。

戻る