再び秋葉原でニキシー管を買ってきました。(^^;)
日本電氣の「CD102」という管で、文字高16mmのトップビュータイプの管です。
ソケットとセットで2500円。高い。
店の親父さんの話だと、30年前からこの値段だそうで、元々高価な管なんだそうな。まあ、特殊管と書かれる位だから、仕方なしか。
高価かつ希少に成りつつあるニキシー管を大切に使いたいので、ネットや図書館で情報収集をした。自分の生まれる数十年昔のデータブックなどを調べたり。
むっかーしの文体とか、菱形にNECの旧ロゴとかに感動を。(゚ー゚;)
高度成長期のオーラを感じるっていうかね。
しかし、まあ、図書館も大変ですね。なんでも、図書の盗難が多いそうで、カバンの持ち込み禁止だそうで、なんとも世知辛いというか、アホが多いことか。
閲覧した書物にもアンダーラインが引いてあったりして、もうね・・・(中略)別にライン引かなくても読めるだろうに、と。
帰りしなに、どっかのオヤジにコインロッカーの金をカッパラわれそうに成るし。すぐに取り返しましたが。Σ(`Д´)ノ
これからニキシー管や真空管の情報、歴史などを調べる方に情報を。
電子管の歴史 日本電子機械工業会電子管歴史研究会編
88年発行の本でちょっと高い、1万数千円。絶版かも。
ニキシー管以外の真空管の記事も満載。真空管開発者側からみた歴史や情報は必見。
電子管の歴史資料編 同上
こちらは市販されておらず、全国の図書館に寄贈本として置いてあるようです。
前記の本の内容を補足するための資料編。各種データブックの写しも記載されていて、資料価値が高いです。
ナショナル真空管ハンドブック 1964年版
他の真空管はもちろん、ガス管の章にはニキシー管の具体的な使い方があり、参考になります。(一部の管のデータシート有り)
NEC・エレクトロニックス・データブックス1964、65年版
表示放電管の頁にデータシートと回路例があります。
電子管の歴史によりますと、58年から岡谷と日電が生産を開始され、電卓の普及との関連で66年辺りから生産が盛んに成り、70年がピークに。
大体、そこら辺の年代の電子管のデータブックや書籍を探せば良い様です。
しかし、外国の某社の特許料が高額で、次第に蛍光表示管(VFD、ノリタケのアレとか)に取って代わるわけですが。
(なんでも某社は、管の特許の他に、長寿命化の封入物と駆動回路まで特許化していたそうで、二重三重の特許料を取っていたそうです)
今日のMYトリビア
ニキシー管のニキシー(ニクシー,NIXIE)とは、ドイツの川や泉に住む水の精の事。
らしいです。粋な名前をつけるモンだわ。
補足トリビア
男はニクス、女はニクシーと呼ぶ。
男は、人間の女性をさらって孕ませたりで凶暴っぽい。(´д`;)アチャー
イギリスのメーカは無難にDIGITRONと命名。